《社会人向け》仕事しながら大学入学できる?

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仕事しながら大学入学できるの?

目ヤニ
目ヤニ

こんにちは、目ヤニです。

この記事を読んでる方の中には、高卒で社会人になったものの大卒資格を取っておきたい、大学生活を味わってみたい、生涯学習として大学に行ってみたいと思っている方はいないでしょうか?

いつもは商業高校に関する内容を書いていますが、今回は大学進学について書いてみたので、よければ読んでみてください。

この記事で分かること
1 大卒資格を取る方法
2 通信・夜間大学について
3 働きながら通学することが可能なのか
4 4年間で卒業できるのか

始めに言うと、私は高校卒業し就職したあと、21歳で夜間制の大学に進学して、ちゃんと4年間で卒業できました。なので、その話も交えながら説明します。

目次

大卒資格はどうやったら取れる?

 

高卒の場合は、文部科学省が実施している「高卒認定試験」に合格することで、高校3年間通ったのと同程度の学力があることを認定され、大学などの受験資格、就職、資格試験などに活用することができます。

一方、大卒については認定試験はありません。なので,大卒資格を取るには,次の方法があります。

① 通信大学を利用する

② 夜間制の大学を利用する

いずれも,大学に入学するかたちになります。では細かく説明します。

① 通信大学を利用する

一番代表的なものだと放送大学でしょうか。基本的には通学しないで,オンラインや提出物の送付などを行って講義を受けます。

目ヤニの同期にも通信で大学に通っている(勉強している)人がいました。

メリット:時間を有効に使うことができる。

大学によっては年数回の通学が必要な場合もありますが、基本的には家での勉強です。通学時間がないので、土曜日1限の講義に早起きしてガラガラの電車に乗ることもないです。

また、

デメリット:自主学習要素が強くなるので、仕事が忙しいと追いつけなくなる。

これはもう気力、体力、時間の確保、相談できる同級生、教員との友好関係でクリアしていくしかないと思います。

自由に勉強ができる分、自制心がないと緩んでしまいます。

② 夜間制の大学を利用する

こちらは通信課程と異なり、18時くらい〜夜(大体22時くらい)の間に通学して講義を受けます。講義は平日2コマ、土曜日は1限〜6限で授業を組み立てていきます。

メリット:仕事が終わってから勉強できる

まれに、講義開始時間を過ぎて教室に入ると減点があったり、そもそも受講を認めないという教員もいました。(今はアカハラになる可能性あり)

何がなんでも時間に間に合うためには、残業なんてできません。職場の理解ももちろん必要ですが、仕事のメリハリを自分自身で管理することが必要になります。

デメリット:とにかく眠い、夕ご飯が不摂生になりがち

仕事が終わっただけでもヘロヘロなのに・・・

18時には授業が始まるので、夕ご飯は学食で急いで食べるかコンビニで適当に買って校舎内で済ませるかという感じが多かったです。

とにかく疲れている時は眠気が半端なかったです。ミンティアとかコーヒーなど必須。指をつねったり、目をガッと開いてみたりと努力しましたが、そういう時って授業内容がちゃんと頭に入ってなくてあっという間に講義終了したりします。

「あーやっと終わった」とホッとするとだんだん講義が苦痛になります。最悪、通学が苦痛になってサボるようになります。「この講義、必須じゃないし来年取り直せばいいや」と思うようになります。(実体験については後述します)

通信・夜間の注意点

通信や夜間があるかは、大学のナビサイトなどで検索しないと分からない大学もあります。また、全ての学部で通信を行っているわけではありません。

例えば、早稲田大学にも通信課程はありますが、希望の分野があるとは限りません。

目ヤニの場合は希望大学があったものの、講義時間がどうしても難しい、夜間を廃止した、夜間は法学部だけ(今は違うかも)でした。

働きながら進学することは可能なのか

目ヤニ
目ヤニ

結論は可能です

先ほど話した通り、勉強以外の眠気や疲労、時間管理など誘惑や苦労などがありますが、それを突破して単位を取っていけば4年間で卒業可能です。

4年間より早く卒業できないの?

基本的には4年間です。

ただし、専門学校や短大を卒業している場合は3年次から編入し、2年間で卒業できる場合があるので、希望する大学のHPを確認してみてください。

家庭がある人は覚悟が必要

もし、家庭を持っている人だとパートナーの理解はもちろん、家族の協力も必要な場合があります。

ゴールデンウィーク  休講になるけどレポートや課題
6月終わり~7月初め 前期試験+α(補講)
12月~1月初め   後期試験+α(補講)
講義によっては毎回小テストや範囲ごとにテストとレポート
高校のように試験期間がない(講義によって1ヶ月くらい開きがある)

夫婦のみの家庭であれば、パートナーと過ごす時間が少なくなったり、イベント行事に試験が重なることもあります。

お子さんがいる家庭だと、なおさらパートナーに負担が偏ってしまうので、目ヤニ個人としては小さいお子さんがいるなら進学は厳しいのではないかと思います。

ある程度、子どもが大きくなって時間にゆとりができれば進学してもいいのかなと思います。また、どうしても今すぐ進学したいというのであれば、夜間制より通信制のほうが良いと思います。

本当に4年間で卒業?留年はある?

真面目に勉強し、授業内容を理解していればほとんどの人が4年間で卒業できます。

が、気をつけることがあります。

中弛みに注意

ゴールデンウィークや夏休みなど長期間の休みがあると、その後の授業を受けるのが億劫になってしまいます。また、都合が悪く欠席してしまうと、「なんかもうこの単位取らなくてもよくない?」と魔の考えが出てきます。

目ヤニの場合、1年生の簿記論(日商簿記3級レベル)の授業では日商簿記2級保有者は出席不要、試験のみでした。もちろん、試験は合格、評価はAでした。

しかし、2年生の簿記論(日商簿記2級レベル)では出席必要で、ついつい「いや、私2級持ってるから楽勝だよ」と思い、度々欠席していました。結果、単位は貰えましたが評価はB +でした。

ちょっとした気の緩みから、一度大丈夫と思ってしまうと、二度三度同じことを繰り返し、最終的には「とりあえず講義を受けて単位を取る」ことだけに注視してしまいがちになります。

シラバスは絶対確認しておく

シラバスとは、講義実施要綱とも言います。前期・後期(または1年間)各回の講義内容の項目が記載されています。授業の基本姿勢だったり、単位の付与条件、レポートの有無、遅刻欠席の判断なども書かれている履修科目を決めるときの重要なものです

 

目ヤニの反省点

  • 大学選びをもっと考えれば良かった
  • 教員課程を取っておけばよかった
  • 活発的なゼミに入れば良かった
  • もう少し真面目に講義を受ければ良かった
  • 興味を持って選んだ講義が面白くなくても、その分野の資格を取っておけば良かった。

今思い返すと、通信制の大学に進学すれば良かったと後悔しています。というのも、通学片道1時間、友達と雑談して30分超、帰りにコンビニ立ち寄り、という感じで平日はまったく勉強時間の確保ができませんでした。

そのせいか、つい知っている内容の講義、ちょっと知識のある講義、レポート提出だけの講義、レポートなし出席数だけの講義、など何のスキルアップにもならない講義を取ることが学年が上がるにつれて多くなりました。

教員課程は、専攻とは別に履修するので社会人学生の場合ハードワークになります。4年生になると教員実習もあるので、会社を休む必要もあります。

目ヤニが教員課程を取りたい理由は、いつか母校の商業高校で働きたいなと思うことが増えたからです。実際に、商業高校には社会人経験のある先生も多いです。

入学してみるとギャップがある

これも商業高校の話と同じですが、夜間制の講義は社会人が多くてみんな仕事後も切磋琢磨してる、というイメージがありました。

若い学生が多かった

けれど蓋を開けてみると、高卒ストレートが多かったのです。私は21歳で、彼らはまだ18歳過ぎたばかり。私は社会人経験があるけど、彼らはない。もうドッキドキで最初の頃は通学していました。途中から同じ講義を受ける人や毎回近くの席に座ってる人と次第に連むようになり、友達が増えました。

18歳組の場合は、日中バイトをしてから通学するという人が多かったです。

教員のイメージにギャップ

・高圧的な態度や教授ルールがあったりする
大学入学するまで、教授は「博識で、物腰が柔らかく、柔軟性があり、社会問題に対して色々と議論している」というイメージがありました。が、現実にはそんなことはありませんでした。
大学や教室、教員によっては飲食厳禁だったりします。水分補給はいいけど、スタバなどの蓋が緩いカップなどはダメという教授がいました(コンビニのコーヒーもダメ)
・専攻科目を別の大学の教授が教えることがある

大学に入ってから知ったのは、大学の授業には外部教授が専攻科目を教えていたりすることです。これはシラバスなどを見れば分かりますが、専任講師だったり、非常勤講師だったりと書かれています。もちろん、それによって授業レベルが落ちるということはないです。

しいて言えば、テスト後に「○○大学の生徒はもう少し点数が良かった」とか言われる程度です。

・知らないことを学べると思っていた
これは教員へのギャップというより、大学へのギャップかも知れません。

おそらく高校卒業後すぐに進学すると、あまり違和感はないと思いますが、社会人経験があるとどうしても「理屈はそうだけど、実務だとそうじゃない」と感じることが多くなります。

ついつい、教員の物言いに「え?今の違くない?」「それは理想論じゃない?」と生意気にも思ってしまうことがありました。今でこそ『もっと素直に聞いときゃよかった』と反省しています。

卒業後は転職するかどうか?

卒業後の進路は主に2つです。

  • 転職する
  • 同じ職場で働き続ける

高校卒業してすぐに大学入学した学生は、昼間部の学生と同様に新卒扱いとなります。

社会人の学生の場合は、中途採用という扱いが多いです。そもそも、大学の就職案内は新卒募集が多く、年齢的にも限界があるためです。

また、同じ職場で働き続けた後、起業した知り合いもいます。

目ヤニ自身は、転職はしませんでしたが、自分の可能性をもう少し考えてもよかったのかなと思います。今の職場でスキルアップしたからといって、順風満帆に行くとは限りません。タイミングによっては労働条件や給与面で、今の職場より好条件が見つかる可能性があります。

まとめ

目ヤニ
目ヤニ

今回、初めて夜間大学についてまとめてみました。

個人的には通信大学で学べばよかったな、と思います。

調べると色んな通信大学や夜間大学が出てくるので、大学進学を考えている人は通信・夜間も視野に入れてみてください!

 

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この記事を書いた人

商業高校卒。社会人しながら大学卒業。商業高校へ進学を悩んでいる学生や商業高校を知らない人に向けて情報発信しています。

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