《受験生必見》高校の進学先はどこがベスト?

こんにちは! 目ヤニです

「そろそろ高校受験か。志望校決まってないけど普通科の高校でいっか」

そう思っている中学受験生の方、いませんか?

「普通科に行くのが当たり前でしょ」

「農業とか商業って聞くけど、よくわからない」

という疑問をお持ちではありませんか?

そこで、この記事ではそんな普通科にするか専門科にするかというお悩みを、元商業高校生の観点からお話します。

具体的には

・普通科と専門科の違い

・専門科の内容

・進学先の適性について

の順番にご紹介していきます。

高校を決めるのは今後の人生のターニングポイントになることもあるくらい、重要な選択です。ぜひご一読ください!

この記事はこんな人にオススメ
・進学先に悩んでいる中学生
・普通科以外の高校を知らない人
・保護者の方
目次

そもそも、高校に行く必要あるの?

日本での義務教育は小学校、中学校の9年間です。

高校は義務教育ではありませんが、高校への進学率は約97%とほとんどの方が高校へ進学しています(文部科学省調べ)

現代の日本では、中学卒業後すぐに働くというのが難しいためです。労働基準法により、15歳から18歳は労働の制約を受けます(深夜時間の労働禁止・年齢を証明する書類を事務所に備え付けるなど)。それだけでなく、企業側が中卒採用に消極的であり、優秀な人材・即戦力になる人材として真っ先に上がるのが大卒やすでに実績のある経験者です。

そうした背景もあり、「高校までを義務教育の範囲に含めるべきではないのか?」という世間の声が増えたことで、高等学校等就学支援金制度(いわゆる高校無償化)ができました。なお、この制度は所得制限があります。

なので、世の中の状況をみても義務教育だけでは十分ではない、という認識があります。

高校は正式には「高等学校」といい、おもに次のように分けられます。

高校の分類

教育課程による分類
・全日制(授業時間が9時~)
・夜間制(授業開始が夕方から)
・通信制
・学年制(学年ごとに課程修了)
・単位制(卒業までに課程修了していればいい)
 ⇒ほとんどの高校が全日制の学年制です。
学科による分類
・普通科
・専門学科(工業、商業、農業など)
・総合学科
設置者による分類
・国立(国が設立)
・公立(都道府県・市区町村が設立)
・私立(学校法人)

高校は基本的に3年間ですが、高等専門学校(一般的に”高専”といわれます)は5年間です。

国公立or私立

金銭面

私立高校に進学したい場合は、金銭面など保護者との話し合いが必要になります。「できるなら子どもの行きたい高校に行かせてあげたい」とは思うものの、家庭によって事情がありますよね。

先に述べた高等学校等就学支援金制度は私立にも適用されます。なので、制度利用できれば授業料の負担はありません。けれど、授業料以外の費用が私立の場合は国公立以上にかかります。

施設面

その分、私立は施設が最新だったり、部活動は外部コーチを招いたりと学校生活は充実感があるのではないでしょうか。もちろん、国公立も施設などが充実していると思いますが、私立と比べると規模が違います。

勉強面

国公立の高校では、教育基本法を遵守しなければならず、決められた教育カリキュラムに沿って勉強することになります。私立高校も教育基本法の適用を受けますが、私立学校法という法律によって緩和されています。たとえば、教育基本法では国公立では宗教教育をすることを禁止していますが、私立高校は禁止されていません。

学科別の割合

文部科学省の調査によると、学校数は普通科が全体の56%、専門学科が38%だそうです(下記参照『文部科学省HP』より)

上グラフを見ると、学校数は若干普通科が多い程度ですが、生徒数でみると普通科が圧倒的に多いです。これは、1つの高校に複数の学科がある高校を重複して計算しているからだと思われます。普通科・商業科・農業科を1つの高校で設置したら、3校という計算になりますが、生徒数枠を普通科6・商業科2・農業科2で設けると普通科6・専門科4となるためです。

高校卒業後の進路

ところで、みなさんは高校卒業後はどういう仕事をしてみたいか考えていますか?

なりたい夢ややってみたい仕事があれば、そこから高校選びをするのもいいと思います。

下のグラフは学科別の進路状況です。

普通科・専門科・総合学科いずれも進学先に大学・専門学校・就職が含まれています。普通科の約8割は進学し、専門科の約5割は就職しています。

行きたい大学が決まっている場合

1 専門科の指定校推薦

すでに志望大学が決まっていて、それがMARCHや日東駒専であれば専門科も考えてみてもいいと思います。専門科から大学進学のほとんどが指定校推薦です。もちろん全員が志望大学に進学できるわけではありません。学校側で選考され、成績優秀な生徒が推薦されます。

2 国立や早慶狙いなら普通科進学

もし、国立や早慶に進学したいと考えている場合は普通科に行くことをおすすめします。それは、大学入試の対策が専門科では難しいためです。理由は、専門科だと国数英などの普通科目のカリキュラムが緩めだから。商業高校だと資格試験の補習はあっても、入試のための補習はなかったりします。

将来のことは決まっていない場合

好きなことや興味のあることはありますか?学校で性格診断は受けましたか?

どんなことでも、その興味関心を高校で飛躍できる進路を選びたいですよね。

専門科は普通科と違って、専門的な知識が学べます。高専ならさらに高度な勉強ができます。まだ時間はあります。色んな高校を学校見学したり、パンフレットを見たりしながら、将来の自分について考えてみてください。

それでもとくに浮かばない場合

私自身は専門科への進学をおすすめしますが、その選択がよかったかどうかはその後の進路によると思います。

なんとなく商業高校にしたけど、簿記や会計の知識が身についてよかった

なんとなく普通科にしたけど、友達と受験勉強できるし、普通に楽しい

普通科、専門科それぞれにメリット・デメリットがあります。また、次の注意点にも気をつけてください。

進路選びの注意点

最終的に、その高校に進学する理由をみつけよう

「友達と同じだから」「先生、親に言われたから」「なんとなく」という理由はやめたほうがいいと思っています。これらの理由は、自分がどうなりたいかに全く関わっていません。

自分で普通科を選び、または専門科を選んで進学したとしても、適性もあるので「違う高校にすればよかった」と思うかもしれません。ただ、それが自分で決めたのか、流れで決めたのかで後悔に差が生まれます。

  • 設備がきれいで、勉強に前向きになれると思った
  • 合気道部があるのはこの高校だけだから

など、自分が納得する理由があればいいと思っています。受動的ではなく能動的に決められることが、進路を決める第一歩です。

目ヤニが専門科をオススメする理由

  1. 専門知識が身につく
  2. 就職対策がある
  3. 進学は指定校推薦がある

商業高校を例にすると、日商簿記3級レベルまでは高校3年間で習得できます。簿記の考え方は独特なことも多く、高校生のうちに理解が深められるのはいいです。会計学科のある大学に進学した場合、すでに基礎部分は理解しているため、自分の勉強を進めることができ、同級生よりも一歩リードできます。また、農業高校であれば食に関する理解が深まります。

近くの専門科のある高校を調べてみてください。きっと「こんな資格とれるんだ」「こんな進学先があるんだ」と気付くことがあるはずです。

専門科のなかでも商業高校をおすすめする理由はこちらから!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ちなみに、目ヤニが商業高校に決めた理由は単純です。

目ヤニ
目ヤニ

お金の計算するの楽しそう!

これを読んでいる中学生で進路に迷っているかたは参考にしてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

商業高校卒。社会人しながら大学卒業。商業高校へ進学を悩んでいる学生や商業高校を知らない人に向けて情報発信しています。

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