商業高校では嫌というほど資格取得を目標にしています。
なかでも、「全商」のつく資格は鬼のように受けることになります。
今回は、商業高校生であればこの資格はマスト!というのをお伝えします。
商業高校生が取得すべき資格3つ!
まずは履歴書に書ける攻めの資格だということです。
高校受験であれば、資格欄には「英検・漢検」などを書くことが多かったと思います。
もちろん、それらの資格も勉強が大事ですし、合格することは凄いことだと思います。
商業高校生で、
就職、進学に有利になるのは次の3つの資格です。
1位 日商簿記2級
2位 全商英検
3位 ITパスポート
1位 日商簿記2級
商業高校と言えば簿記です。
全商簿記1級もしくは日商簿記3級としなかったのは、
転職などで利用価値が出てくるのが日商簿記2級だからです。
日商簿記3級はある程度分かっていれば合格することができますが、実用的なのは日商簿記2級だと思います。
商業高校で日商簿記2級を取るメリット・デメリットをみてみましょう。
日商簿記は民間資格のため、高校生の頃に取得すれば資格は永久に消えません。
仮に高校生で日商簿記2級を取得し、10年後簿記の知識を忘れていたとしても、日商簿記2級を持っているとアピールすることはできます。
資格更新もありませんが、会計基準は変わったりするので、アンテナを張っておく必要がありますね。
ほとんどの高校では、1年生で全商簿記3級、2年生で全商簿記2級・1級というカリキュラムだと思います。
この2年生での通常の簿記はあくまで「商業簿記」になります。
全商簿記1級から「工業簿記」が入ってくるため、工業簿記は選択授業となることが多いです。
この原価計算は「工業簿記」を学習するための授業です。
2位 全商英検
目ヤニが学生の頃はなかった「全商英検」!
普通の英検よりビジネス用語が出てきますが、レベルはこんな感じです。
全商英検1級 = 英検2級
全商英検2級 = 英検準2級~3級の間くらい
- 推薦で必須条件にしている大学が多い
これに尽きます。学校推薦、全商推薦ともに受験条件にしている大学が多いです。
3位 ITパスポート検定
言わずと知れた有名な資格です。
目ヤニが学生の頃はできたばかりで、知名度も低く受験者は少なかったです。
- 3分野(会計分野・情報処理分野・計算分野)から出題される
- 基本情報技術者や応用情報技術者などの入り口として勉強
- 分野が広いため、学生のうちに取得しておきたい
- 自主学習が必要
現在、目ヤニはITパスポートの勉強をしています。
高校の頃に習った、演算装置だとかビット数だとかを必死に思い出しています。
高校生のうちに取っておけば、二重で勉強する必要がありません。
全商資格からの関連資格
全商資格はあくまで、商業高校生向けの検定です。
ということは、一般向けの検定もあるということ!
せっかく勉強して全商資格を取るなら、ついでに一般向けの資格も取っちゃいましょう!
簿記系
全商簿記の関連する資格は次のもとがあります。
- 日商簿記(日本商工会議所主催)
- 全経簿記(全国経理教育協会主催)
簿記ではないですが、電卓も。
- 日商電卓
- 全経電卓
実は電卓検定や珠算検定には、1級のさらに上「段」があります。
電卓2段です、とか言えたらかっこよくないですか?(ドン引きされるかもだけど)
情報処理系
次に情報処理に関係する資格は次のもとのがあります。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- MOS
- VBA
- 情報セキュリティマネジメント など
その他
- 販売士
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 秘書検定
- TOEIC
ほかにも、資格を取得するだけでなく自分で実際にサイトを作ってみたりなど、今しかできない時間を有意義に使いたいですよね。
まとめ
いかがでしたか?
全商資格は、高校生向けの試験のため勉強すれば取得することができます。
ただし、全商資格を多くとっても、ほとんどが社会に出たあとは役に立ちません。
目ヤニは全商資格を取りまくり、担任から「資格オタク」と言われてましたが、実際卒業したあとは、取った資格のほとんどが履歴書を埋めるだけの行稼ぎにしかなっていません。
「資格は武器」という人もいる一方で、
「資格は無意味」という人もいます。
みなさんは、目ヤニのように後悔しないでくださいね。