商業高校の雰囲気って?
こんにちは、目ヤニです。
今回は商業高校の雰囲気について書いていきます。学年ごとの雰囲気だったり、クラスの雰囲気、部活の雰囲気などをお伝えしたいと思います。雰囲気って曖昧な言い方をしていますが、まあその通りです。「こんな感じだったなあ」とゆる~くお話させてもらいます。
もちろん、高校によって変わってくるので希望の商業高校があれば、ぜひ学校見学に行って実際の雰囲気を味わってみてください!
学年ごとの雰囲気の違い
高校1年生
入学したての高校1年生は、簿記などの商業科目の知識がないため、みんなで初めて授業を受けるので、比較的協力し合っている感じがします。
目ヤニが高校生の頃、「ジャージ代をまだ払っていない生徒は至急職員室に来なさい」と校内放送が流れたとき、「まだ買掛金払ってねえやつ誰だよ?」とクラスメイトが言ってみんなで笑ったのを覚えています。私や周りも、勘定科目とか初めて聞く言葉を、会話で使いたがっていました。
高校2年生
高校2年生になると、選択授業もあるため生徒によっては、商業科目の習得度にばらつきが出るようになります。いわゆる頭の良い、悪いが自他共に認識される頃です。とはいえ、小テストや期末試験前には分からない人ができる人に聞くことは多かったです。授業が終わったあとも先生に質問することもありました。勉強意欲があれば、放課後も友達と残って勉強したりしていました。
高校3年生
高校3年生は進路でピリっとした雰囲気が漂いがちになります。就職組であれ、進学組であれ、人数枠を意識するようになります。目ヤニが高校生の頃、「○○ちゃんは進学なんだって。成績上位が1人減ってよかった」と友達がほっとしたように言っていました。以前書いたように、ほとんどが成績上位の人から就職先、進学先が決まっていきます。卒業間近になっても就職先が見つからない友達がいましたが、話しかけづらかったですね。
女子クラス・男女クラスの雰囲気の違い
まず幻想抱いている方がいたら申し訳ないのですが、女子クラスより男女クラスの方が平穏です。女子クラスは男子がいない分、おしとやかさなんてものはありません。
女子クラスでは、暑かったら平気でスカートをヒラヒラしますし、下着が見えそうになってもお構いなしです。そう、恥ずかしいという気持ちがどこかに行ってしまったのです。あとは、女子しかいないのでネチネチ嫌味や陰口もあったりしたようです。女子クラスに行く男子はあまりいなかった気がします。やはり行き難いんですかね。女の園って感じなんですかね。
反対に男女クラスは、お互いに異性を意識するのか節度がある気がします。男女クラスといっても、男女が半々の人数いるわけではなく、3分の2は女子でした。なので女子がクラスの主導権を握っていましたね。合唱祭の自由曲を決めるとき、女子グループのギャル系の子たちがゴスペラが良いと言い張り結局ゴスペラを歌いました。
男女クラス、女子クラスどちらも授業内容には差はありませんが、男女クラスのほうが平穏だったなあという感想です。3年間女子クラスだった目ヤニの親友は「男女クラスになりたかったけど、気楽なのは女子クラス」とよく言っていました。
男子同士の仲も人数が少ないからか、悪くはありませんでした。
部活の雰囲気は?
部活といえば、インターハイや練習試合などしたりしますが、商業高校の場合は検定月間になると日曜日は検定試験に潰れる可能性が高いです。実際に、午前中に検定試験を受けてそのまま試合会場に行くこともありました。土曜日が試合のときは、試合が終わったあと学校に直行し試験勉強することもありました。
検定試験と試合が重なると、優先するのは検定試験になります。が、毎回日程が重なるわけではないので、あまり意識しなかったですね。先生方もそこは把握しているので、両方受けれるように調整してくれましたね。
恋愛はどう?
学園ドラマの王道は恋愛だと思いますが、商業高校生の恋愛事情はどうなのでしょうか?
私の学年は付き合っているカップルは少なかったんですが、1学年下はカップルが多かったです。
女子が多くてほぼ女子校なので、女子同士のカップルもいたみたいです。最近は社会全体がそういうのを気にしない風潮もあるので、ある意味自由な恋愛ができるのかなと感じています。
検定に合格すると校内誌に載る
例えば生徒会長だと、話したことがなくても見たことはあるし、何となくこういう人かなって分かったりしませんか?
商業高校は、検定試験に合格すると校内誌で学年と名前が載ります。毎回同じ名前を見たりすると「勉強熱心やなぁ」とか「頑張ってるなぁ」と思いますし、分からないことがあったら聞いても大丈夫そうだなと思ってしまいます。そんなところから、ひょっとしたら進展があるかも!?
ちなみに、目ヤニの商業高校の近くには私立の男子高校があったので、中には男子高の生徒と付き合ってる子もいました。
休憩時間には恋愛トークをして、授業になると電卓を必死に叩くという光景を想像すると少し面白いですよね。
いじめはある?
小学校、中学校までは地域が同じ人ばかりが集まるので、相性が悪い人とも必然的に同じ学校に通わなければならなかったと思いますが、高校は違います。
その高校を希望して来た生徒が基本なので、あまりいじめはないです。ただ、やはり「他人と少し違う」「ちょっと考えがみんなと違う」という人は避けられがちです。
明るい性格で誰とでも打ち明けられる人であれば、問題はないんでしょうが、人見知りだったり友達が1人もできないと学生生活は少し寂しくなるかもしれません。
目ヤニのクラスではいじめはありませんでした。みんな部活やアニメやゲームなど好きなことをして自由奔放でした。
いじめはなくても陰口はある
これは仕方がないことかもしれませんが、女子独特のネチネチやドロドロとしたものは健在です。
誰がこう言っていた、誰がこうした、なんて日常茶飯事です。それをいちいち気にしてられるほど私は暇じゃなかったので、あまり気にしてませんでした。
本当にこういうことは気にしちゃダメだなって思います。
ちなみに、高校卒業後に仲良しグループにいた子が「実は目ヤニのことが大嫌いで、下校途中に目ヤニの愚痴を言いまくっていた」というのを知りました。今でこそ鼻で笑ってしまうようなどうでもいいことですね。
部活や校外での趣味を見つける
もしあなたが商業高校生で、今いじめを受けているなら、まずは保護者や教員に伝えて、クラス替えでの考慮などをお願いしてみてはどうでしょうか。
それが難しいならば、それ以外の楽しそうなことに目を向けてみてはどうでしょう。高校生活はたった3年です。長いようで短いです。その大切な期間を辛い気持ちで過ごすのはもったいないです。
私のおすすめは作文コンクールなどに応募してみることです。学生向けのコンクールもあるので調べてみてください。
目ヤニ自身、高校3年生で作文コンクールで受賞し、全校朝礼で表彰されてから先生からよく声をかけられるようになったり、「目ヤニって意外とできるじゃん」みたいな目で見られるようになったことがあります。
希望して商業高校に来て、けれどたまたま相性が合わない生徒がいて、それが苦痛で苦痛でというのはもったいないです。いろんな世界に飛び込んでみて、「私ってこんなこともできるんだ」って発見できる方が楽しいです。
もしあなたが悩んでいるなら参考にしてみてください。
全日制と定時制で違いはある?
普通科や専門科に関わらず、高校によっては定時制がある学校があります。定時制とは、夕方から始まる学校です。社会人の人だったり、中学が不登校気味だったりとさまざまな方がいるので、私服になります。
定時制高校が舞台のドラマ「めだか」が昔やってましたね。あんな感じです。
全日制と定時制では時間を区切っているので、普段は全く関わることはありません。例えば、全日制は18時以降は定時制が始まるので18時までには校門から出るように校長先生や生活指導から厳重に指導されます。
目ヤニのいた商業高校にも定時制がありました。定時制だけは学食があり給食が出されていて、夕方頃になると美味しそうな香りが漂ってきて「食べたいなぁ」と思っていました。
定時制にも文化祭や部活動があります。もちろん資格取得すると校内誌に載っていました。全日制と定時制の教員は別になります。
目ヤニは高校3年間で定時制の生徒と関わったことがありませんでしたが、大学は夜間でした。大学と高校だとまた違うのかもしれませんが、大学夜間も普通の学校とあまり違いは感じませんでした。むしろ、社会人や年齢の異なる人ばかりで多種多様な価値観や考え方に刺激を受けました。
まとめ
商業高校の雰囲気という内容で書いてみましたが、改めて考えると普通科の高校とあまり変わらないのかもしれません。
科目の違い、試験があるといった違いがありますが、それ以外は同じ年代の子が通うところです。
気になった受験生は是非商業高校の学校見学に行ってみてくださいね!